早朝。
ルルーシュはまだ眠い目をゆっくりと開き、隣に眠るスザクを見る。
まだ明るくない室内でもはっきりと感じるスザクの存在に、ルルーシュは目を細
め、慈愛に満ちた微笑みを浮かべると、スザクに愛しそうにキスをした。
そしてするりと寝台から抜け出すと、浴室へ向かう。
昨夜、情事の後にそのまま寝てしまい、ルルーシュは気持ち悪く思い起きてしま
ったのだ。
普段なら処理までスザクが丁寧に行ってくれる。
しかし昨夜はルルーシュが睡魔に勝てずに、スザクを巻き込んでそのまま寝てし
まったのだ。
浴室に入り、ルルーシュはシャワーの蛇口を強く捻る。
そして壁にもたれ、脚を開いた。
内股をスザクの白濁がツーっと伝う。
「あっ……んっ…」
掻き出そうと指を中に入れ込むと、湿った音が浴室中に響くと同時にシャワーの
音に消された。
「んっ…あっ…」
がちゃん…
不意に開く浴室のドア。
ルルーシュが振り返ると、スザクが立っていた。
「スザ……ク…」
中ば虚ろな目でスザクの名前を呼べば、スザクはルルーシュに近付き小さく耳元
で『ごめん』と呟いた。
「僕がやるから」
そしてスザクはルルーシュの中に指を優しく入れ、中の白濁を掻き出す。
スザクの爪がルルーシュの内壁を触ると、ルルーシュは切なく短い声をあげた。
「……もう、いい…」
スザクはルルーシュが言った通りにもう掻き出さなくても良いかを自分の目で確
認すると、石鹸を手にした。
そして手に石鹸を取ると泡立て、優しくルルーシュの躰を洗ってやる。
局部、腹、腕、脚…
局部だけでなく躰全体を余す所無く、壊れ物を扱うが如く…
ルルーシュはされるがままになり、スザクの手に身を委ねる。
彼を安心出来る唯一の存在と認めながら…
=END=
「何か中途半端ね。もう1ラウンド、ヤっちゃえば良いのに」
シャーリーの書いたスザク×ルルーシュの原稿を見終わったミレィはシャーリー
にそう呟いた。
ミレィはシャーリーが行っている同人活動のサークルの会長でもある。
「ページ数が多くなるので泣く泣く削ったんです」
シャーリーはそう言ったが、ミレィには通じてないのか、見たいと言う欲望から
か、まだ口を尖らせてしかめっ面だ。
両者の沈黙が2分程続く。
しかし、重い雰囲気があまり好きでは無いミレィは口を開いた。
「次の原稿に期待してるわ」
こうして、すざvるる友の会はひっそりと活動を進めるのだった…
=終=
**あとがき**
シャーリーの妄想小説第2段でした♪
会長も腐女子でお願いします(^_^;)
06.10.22